千里の行も足下より始まる
2026-01-23
本州への出張が週またぎだったことから、休日を東京で過ごす機会がありました。
休日をどう過ごすか考え、初日は仕事で関係のある方との会食
小説を読むこと、カーリングの代表決定戦のテレビ観戦などを予定していました。
休日2日目の敬老の日は完全にオフにしてリフレッシュしようと思っていたのですが
ホテルの部屋で昼頃まで過ごしていると
何もしない時間がもったいなく感じてしまい
ふと頭の中になぜか「アメ横」が思い浮かんだため
早速電車に乗り「上野駅」まで行きました。
当日の気温は30℃(後から調べました)。
人通りも多く、少し歩くだけで汗が噴き出てきます。
道は観光客で溢れ、お祭り以上の賑わいを見せていました。
まっすぐ歩くこともままならない状況の中でしたので
もう少し静かな場所に行きたくなってしまいました。
ホテルのある蒲田から上野までは電車で30分
その日は特に予定をいれておらず、時間にも余裕があったので
上野から蒲田まで徒歩で帰ってみようという考えに至ってしまいました。
今、冷静になって考えると、前日までカーリングの代表決定戦を見ていたので
妙なモチベーションが働いてしまったことが原因かもしれません。
それも、線路沿いを歩けば必然と到着するので、MAPを見ずに帰ることとしました。
歩き始めると、線路付近の道は飲食店が連なっている場所や
道が狭く怖さを感じる場所、そうかと思えば明るい雰囲気の場所など
足を進める度に景色が変わり、序盤は新しい発見に楽しさを感じながら歩くことができました。
上野を出てから御徒町、秋葉原、神田、東京と予定通りに進み
馴染みのある新橋に着いた時、見慣れた景色に達成感を感じ
汗だくのままいつも利用しているカフェ「PRONT」でひと休憩。
お昼ご飯を食べていなかったので
すぐ近くの「すき家」で牛丼とカレーライスのわんぱく食いをしました。
ここからは線路沿いの道が入り組んでおり
知らぬ間に違う方向を歩くことが多くなってきました。
次の浜松町と田町駅までは、なんとか通過したものの
線路が見えないことも頻繁にあり、不安に駆られてMAPを見てしまいました。
すると、目の前の国道15号線が到着地点の蒲田駅まで一本道なのがわかったのと
まだ半分にも到達していない現実を知ることになり
ここにきてただただ歩くことへの苦痛を感じ始めました。
自分の中で、一度決めたことなので挫折したくない気持ちと
電車に乗って帰りたい気持ちの葛藤が始まりました。
尋常ではないくらい汗をかいていたこともあり
電車に乗ることに気が引ける部分もあり、結局歩き続けることを選びました。
品川駅に着くと、世界陸上の選手や関係者らしき海外の方が歩いており
ここまで2万歩以上歩いても目的地に到着しない諦めに近い感情を
もし世界陸上に「全く運動をしない一般人競歩」という競技があれば
今の自分はきっと世界の上位に食い込めるという訳のわからないポジティブ思考に変えることで
強引にモチベーションを高めようと考えていました。
目的地の隣の駅「大森」の看板が見えた時には
「あと一駅」となるよりも、以前この距離を歩いたことがあり
その遠さを思い出し、腰、股関節、足への疲労を一気に認識することとなりました。
午後1時に上野から歩き始め、宿泊先の蒲田に到着したのが午後7時19分。
6時間20分、3万5千歩、25kmという記録で完歩したのでした。
老子曰く、「千里の行も足下より始まる」に習い
何事も一歩目からの積み重ねが大切であることを学びました。
ただし、
良い子の皆さんは、くれぐれも公共交通手段を利用することをお勧めします。
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